店長の部屋8 |
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いらっしゃいませ。散らかっていますけれども、ごゆっくりどうぞ。 |
今から20年程前、ムーンベースの「MBBC」というBBSの中に、「店長の部屋」というとっても不人気のコーナーがありました。 常識や人間性に欠けた私(ムーンベースの店長)が、勝手な事を書く訳ですから、読んでいる人が面白い訳が無いのですが、 本人は目立ちたがりやなので、こりもしないでまた始めるみたいです。 そのような訳で、決してためにはなりませんが、お暇な方はのぞいてやってください。 |
平成22年6月8日 |
約束
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少し前の事である。突然、銀色のアタッシュケースを持った人がやって来て、一言「ハンダ付けしてけね」 模型屋にハンダ付けを頼む方も非常識だが、「何処」と聞いて受ける模型屋も非常識である。 モーターで動く展示物の、ハンダ付けされているミニヒューズが切れているので交換してほしいらしいが、メカがロックして切れた風なので 直してもまた切れそうである。 かくして、部品庫を漁って「ミニヒューズホルダー」を探して付ける。 代金をいただいて一件落着で、「今度、模型買いに来っからね」の言葉を残し、帰られたのでした。 このような言葉は大体が社交辞令のような物なのですが、それが今日本当に買いに来られたのです。 凄く嬉しい店長でした。 |
平成22年6月9日 |
はいんける皇帝液 |
プラ板を付け・削る 少し下膨れに |
さぼっていたハインケルですが、脚収納部と機首の太さが気になったので修正しました。 脚収納部は、どうも写真で見ると作例の左翼のような形に見えたので、まず右翼のようにプラ板のかけらを 接着して、その後例の薄刃ヤスリで左翼のように削りました。 機首も、スピンナーの径より少し細そうだったので下面のみプラ板をかませてヤスリで仕上げました。 これで少し「倒立エンジン」の雰囲気が出たような気がします。・・・・・・本当かな? 主翼前縁の付け根付近の合わせが複雑で難しそうなので、しっかり摺り合わせするためチョットお休みです。 各自、自習の事!・・・うそ、うそ! |
平成22年6月12日 |
RAFに作っているようで |
支柱とプロペラが命? メーターパネルも少し命! |
会長さんが、靴の箱を抱えて、いつものようにニコニコとやって来る。 ふたを開ければ、ローデン印のBE2の出現です。 「会長さんタッチ」の木部の表現がすばらしい秀作ですね。 それを引き立たせるために、わざと控えた汚しと落ち着いた塗装が、業師の貫禄を見せつけます。 あれやこれやと技のデパートのような作品が多い中、わざと抑えて作る、見せ場を作る名人です。 ホラ、見ていると作りたくなって来るでしょう。 でも、それは罠です。 会長の術中にはまってしまうのです。 あなたは、あなたの味で勝負です。・・・・・・あれ? |
平成22年6月13日 |
たまご料理
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閉店後の誰もいないムーンベースの店内、何やら白い物を削っている男が一人。 誰だ!・・・もちろん店長です。 手にしている物は、烈風でも無ければハインケルでもありません。 さては、また何かに手をつけたな!!・・・あっ、ハセガワのたまごバルキリーだ。 この男、だめモデラーを地でいく気らしい。・・本当に困ったやつである。 あっ、ニッパーでそんな所を切っていいのか?後で困っても知らないぞ。 ハヤブサが帰還するので浮かれてやったな! 売り切れたんだろ、早く仕入れをしろ。 ・・・・・「あっ?ここは必要な所だった!」
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平成22年6月16日 |
盆には帰れ!ニョロ
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「覆水盆に返らず」とは、なんと耳が痛い言葉だろう。・・・たまごバルキリーを作っていて、ふと思った。 こぼれた水はもとの入れ物に戻らない事から取り返しのつかない事を言う言葉であるが。 模型屋の立場から言わせていただけば、この手をつけたキット達をそのまま売れば結構な金額になる。 では、何のために作っているのだろう。見本としてか・・いや、この出来では見本にはならない。 第一、完成しないのだから話にならない。 暇なので、暇つぶし・みんなに見せつけるため・地球温暖化の手助け・・・どれも違う気がする。 ひょっとして、生まれて・一人前になって・年老いて死ぬという人生を、 製品として生まれ・作品として完成し・やがて朽ちてしまうという形で なぞっているのでは無いだろうか。 とすれば、私はいつまでたっても半人前の「ひよこ」という事ではないか。 あっ、だから「たまごバルキリー」・・暖めて早く「にわとり」にしないと! ・・・・誰ですか、良いから、ゆでて食っちまえなんて言う人は! |
平成22年6月26日 |
宗旨変え? |
回るローターに注目! バックのビル?も素敵 |
いつもヘリコプターが主役の素敵なジオラマを作ってみせてくれる青山さんがやってきた。 ある事情でNゲージの車両を手に入れたらしく、それを走らせる線路が欲しいとの事だったのでレールセットの 説明をして一件落着。 しかし、そのままで済むはずが無く、katoのキハ110系とTOMIXの木造駅舎(店長のお気に入り)を買わされました。 明けて次の日、久しぶりに仕事をした充実感に浸っていた店長のもとにメールで写真が届いたのです。 なにげなく見てみると、これがなかなか良い感じではありませんか。 コブラは、迷彩がバツクと溶け込んで良い感じですし。 キハの方は、逆光気味の照明のためか、駅舎との相性がとても良く見えます。 技術の習得は訓練で何とかなりますが、感覚は天性の物もありますので難しいのですが、 これはどちらもしっかりと自分の画になって素敵です。 こりゃ、「次に来た時は樹を売ろう」と心に誓った店長でした。
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